専門スキル関連ビジネスで稼ぐ副業を紹介!メリット・デメリットや今後注目の副業とは

2018年、副業解禁時代が到来し、「副業」はとても身近な仕事になりました。
2019年に世界を襲った新型コロナウイルス感染症により失業者は急増し、さらに「副業」人口は増えています。

複業マッチングプラットフォーム「Another works」(現在:複業クラウド)を展開する株式会社Another worksの調査によると、新型コロナウイルス感染症の影響で複業・副業を始めた人は57.1%です。

「収入が少し減ったので、副業の必要性を感じたから。」「ひとつの企業に依存してはいけないと感じた。みずからをブランド化する必要を感じた」という意見がありました。

また、新型コロナウイルスが落ち着いたとしても複業・副業に挑戦したい・続けたいと答えた人は66.8%に及びます。複業・副業に対する関心の高さが伺えます。

withコロナ時代に「副業」を自分のものにしたいならば、誰でもできるビジネスでは埋もれてしまいます。今から始めるならば、専門スキルが必要なビジネスがとても有利です。またある程度のスキルを学ぶ必要があるため、本業と両立していくには興味のあることでなければ副業は続きません。

▷参考:PR TIMES|株式会社Another works
「コロナ禍が落ち着いても複業に挑戦し続けたい人」は約7割。新型コロナウイルス感染症拡大の影響及び企業の副業解禁に伴う「副業/複業に関する意識調査」 〜企業向けに市場レポートも公開〜|株式会社Another worksのプレスリリース (prtimes.jp)

興味があるビジネスは何か、どんなスキルを手に入れたいのか、自分を分析してみましょう。

副業で行う専門スキル関連ビジネスの種類

副業として活用できる専門スキル関連ビジネスを4つご紹介します。

翻訳・通訳

翻訳・通訳とは、主に日本語から英語に翻訳・通訳し、企業や個人の案件を請け負います。
翻訳の業務内容は、海外企業への交渉メール代行や企業資料の翻訳業務など様々です。

通訳は、テレワークによりオンライン会議が増え、海外とのミーティングを同時通訳するスポット案件や海外へのサービス代行業務などがあります。

ビジネスレベル以上の英語、またはその他の外国語のスキルがあるならば翻訳者・通訳者としての需要は大きく、報酬も高い傾向です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

翻訳・通訳の仕事を探すなら、下記のサイトがおすすめです。
クラウドワークス
ココナラ
タイムチケット
クラウド通訳

応募する際には、言語能力をチェックされるので、採用の判断基準となるTOIECや英検上級を所持しておくとアピールに繋がります。ぜひ持ってない方は資格取得も考えてみましょう。

コーチング

コーチングとは、相手との対話を通して内面を引き出し、アドバイスをしながら相手の気付きを大切にし、目標を明確にすることや問題解決、そして課題達成のサポートをすることです。

相手の現状とゴールの差異(GAP)を埋めるお手伝いをし、1人では達成できないゴールへ導く人材育成方法です。解決策を一緒に探るため、対話や傾聴、伝える能力などが必要となります。

コーチングの種類はたくさんありますが、主に下記3つがあります。

・人生や生き方のサポートをするライフコーチング
・ビジネスに特化しサポートするビジネスコーチング
・人間関係の問題解決をサポートするリレーションシップコーチング

他にも様々な分野に特化したコーチングがあります。

主な副業ではクラウドソーシングが活用できますが、コーチングの場合は自分でフィールドを作りながら宣伝、情報発信をする必要があります。

そのため、まずは知り合いから声を掛け、SNSを活用しながらクライアントを増やしていきましょう。

そうして自分でクライアントを獲得し、関係構築をすることによって、実践を重ねていきます。

プログラミング

プログラミングとは、コンピューターがきちんと動くように計算式を作ることです。私たちの身の回りはコンピューターで溢れています。スマートフォンのゲームアプリもプログラミングによって作られています。
2020年には小学校でプログラミング教育が必修化となり、より身近なものとなっています。

一方で、近年ではIT人材不足と言われています。国内企業のシステム総入れ替えが必要な「2025年の壁」が近づいていることもあり、需要はますます増えています。

プログラミングは、専門用語やコードを覚え論理的に構築しなければなりません。ある程度の知識と技術が必要な業務です。アプリやWebサイトの制作、サイトの変更業務案件など求められるスキルやレベルも様々です。クラウドソーシングでは未経験でも受注可能な案件があります。副業スタートの際はぜひ活用しましょう。

Webデザイン

Webデザインとは、Webサイトを見やすく、使いやすくデザインする仕事です。プログラミングと似ていますが、表に見えるデザインに特化した仕事です。

クライアントから依頼されたWebサイトの全体構成を考え、デザインを制作します。また副業では、一からではなくWebサイトの修正依頼など部分的なデザインの案件も多くあります。

未経験でも始められ、特別な資格は必要ありません。しかし、デザイン構築のための基本的な知識やデザインに欠かせない画像編集の技術は最低限必要です。

Webデザインは教本や専用ソフトの解説書で費用を抑え、独学で学ぶことはできます。しかし、計画的に自主学習しなければ案件を得られるまでのスキルは身につけられません。

一方で、費用はかかりますがWebスクールでプロから学ぶことで、技術だけでなくフィードバックをもらいながら実践、集客方法も学ぶことができます。またスクールから仕事の募集案内がもらえることもあります。

Webデザインの仕事はクラウドソーシングで案件を探したり、SNSで作品を宣伝しながら受注したりするのがおすすめです。

専門スキル関連ビジネスのメリットとデメリット

ここまでは、副業で行う専門スキル関連ビジネスの種類や探し方をご紹介しました。ここでは、専門スキル関連ビジネスを始めるメリットとデメリットをご紹介します。

専門スキル関連ビジネスを始める際のメリット

・学んだ専門スキルは自分の知識になる
・専門スキルを身につけることによって他者と差別化できる
・スキルなしの副業より比較的高い報酬の副業案件を目指せる
・スキルアップができる=収入増に繋がる

専門スキル関連ビジネスを始める際のデメリット

・参考書や講座で学ぶために費用と時間がかかる
・専門スキルを学ぶために講座やセミナーを探さなければならない
・独学でも学べるが挫折するケースが多い
・常に専門スキルのアップデートをしなければならない

オススメの専門スキル関連ビジネス

上記でご紹介した副業の中で、特におすすめの副業はコーチングです。

先述の通り、コーチングはクライアントの人生をより良いものに導く仕事です。日本は海外に比べて「コーチング」という言葉すらまだまだ浸透していません。しかし、コロナ禍で生活していくために、今後欠かせない職業の一つになることでしょう。

「コロナ禍で今後の仕事や生活が不安」「このままこの仕事を続けて良いのだろうか」など、私たちは、目に見えない不安と戦う生活を余儀なくされています。

同じような想いで今まさに始めている人、これから始めたい人は今後増え続けると考えます。ビジネス初心者をサポートできるコーチングはさらに身近なものになり、需要も高まる中でこの副業は今後注目です。

コーチングはその人に耳を傾けて寄り添い、気持ちを引き出すことで解決策を探ります。人生において悩みは尽きません。また、対面でなくともオンラインでいつでもどこでもできるのが最大の魅力です。国を超えて依頼が来るのも夢ではありません。

もちろんその人の人生をサポートするためには、コーチング養成講座や心理学、脳科学など学ぶことはたくさんあり、責任もあります。しかしそれ以上に、クライアントから「スッキリした」「自分のやりたい方向性が見えた」とフィードバックをもらった際には、これ以上の喜びはないことでしょう。

クライアントからの様々な悩みに寄り添うことで、新しい気付きがありコーチングする側も学ぶことができます。

コーチングとして副業を始めるには

コーチング未経験者の場合、まずは身近な友人や知り合いに声を掛け、無料で体験してもらうことから始めてみると良いでしょう。そうすることで、自分の実践になり、お客さまにより質の高いアドバイスを提供できるようになります。ここから宣伝に繋がり、クライアントの獲得を目指します。

今ではインスタグラムで発信、募集をかけてZoomでコーチングセッションを行っている方が多く見られます。
公式LINEを使い、コーチングに興味がある人へ定期的に無料説明会を行うことで、「コーチングという名前は知ってるけど、一体どんなものだろう」という方に直接お話しする機会ができ、クライアント獲得に繋がります。

また、実際にコーチングセッションを受けたお客様が宣伝してくれるツールがあるのもSNSの魅力です。

コーチングはクライアントとの信頼関係があって始まります。集客をしたいのならば、ネット上で名前と顔を公開することをおすすめします。また、コーチングセッションをするうえで相性はとても大切です。そのため、依頼者を見極める能力も必要です。

まとめ

どの専門スキル関連ビジネスを始めるのか、まずは自分の好きなこと、得意分野を分析してみましょう。
本業をやりつつ、もう一つの仕事をするには好きなことでなければ継続はできません。また、始めてからすぐに収入が得られるとは限りません。

専門スキルを必要とする副業は、続ければ続けるほどスキルに磨きがかかり、より高い報酬案件を目指すことができます。例えば、スキル不要なデータ収集は簡単に収入を得られますが、報酬アップは期待できません。

スキルを学びつつ副業での経験を積むことで、受注案件を増やすことや報酬アップなど、自分の目標まで目指すことができます。スキルを自分のものにできた時、とても強いアピールポイントであり、副業にも幅が広がります。

専門知識を勉強した、講座を受講したからといって、案件を獲得出来るとは限りません。クライアントはスキルが高く信頼できる人に案件を頼みます。当たり前のことですが、「時間は守る」「きちんと返信をする」ことはもちろん、ビジネス戦略を考えながら専門スキルは常にアップデートしなければなりません。

何より1番大切なのは、本業に支障のない範囲での副業をすることです。副業に時間をとられ、本業でミスをしてしまっては本末転倒です。タイムマネジメントをしっかり行い、自分に合った副業に挑戦してみましょう。

この記事を書いた人

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白沢世織

スタートアップで人事、広報、コンサル等、1人で5つの職種を担当しながら1年で6カ国を旅する敏腕マネージャー。「落ち込む時間が一番ムダ」を信条に会社員だけでなく、副業でも月収100万円を超えるゼネラリスト。