副業を始めたい人はたくさんいると思います。「収入が減ったから」、「もう少し余裕のある暮らしをしたいから」、「子どもの教育費のため」、「将来の貯蓄」など理由はいろいろです。
副業には、実際に労働時間が必要なものや権利を持っているだけで収入を得られるものなどがあります。
今回は、副業の中でも権利収入のやり方の紹介とメリット、デメリット、注意点を紹介します。
権利収入とは?
今回紹介する「権利収入」は、自分の持っている権利に基づいて得る収入のことです。働かなくても収入が得られ、「不労所得」とも言われます。
代表的なものとしては不動産のオーナーになって家賃収入を得ることがあげられます。
自分の時間を就労に使うことなく、収入を増やすことが出来ます。そのうえ、一度仕組みを手にすれば、定期的に安定収入を得られることで注目を集めています。
副業で権利収入を行うメリット
自分が権利を持っているだけで得られる権利収入としては以下のものが挙げられます。
1.不動産収入
不動産投資とも言われます。何らかの不動産を購入して、第三者に貸し出しその家賃を利益とします。
ワンルームマンションの一室を購入しての「ワンルーム投資」、一棟丸ごと購入しての「一棟買い投資」などがあります。
2.動画配信での広告収入
YouTubeなどの動画を配信する際に、広告をつけることで収入を得ます。一度配信設定をすると、定期的に視聴が増えますので、継続的な収入が見込めます。
3.アフィリエイト
自身のブログやホームページに広告を付け、その広告から商品を購入してもらったりサービスにお申し込みしてもらうことで利益を生みます。パソコン一つで始められる手軽な権利収入の一つと言えます。
4.印税
本を出版したり音楽を作って提供したりすることで発生する収入です。
作った人が著作権を持っているため、例えばカラオケで曲を歌ったり、CMで使ったりすることで著作権料を支払われますので、その都度収入が発生します。
本を出版すると、売り上げに応じて出版社から著作権料を受け取れます。
5.自販機をおくことで得られる収入
自販機を設置することで定期的な収入を得られます。自身の土地を自販機の運営、管理を行う会社にレンタルすることで利益を得ることが出来ます。
また、自身でメンテナンスや運営を行えば、さらに収入が増えます。
この権利収入のほとんどは、一度仕組みを構築すれば後はあまり手をかけずとも収入があります。この点がメリットとなります。
副業で権利収入を行うデメリット
一度仕組みを構築すると得られる権利収入ですが、短期間で即収入が増えるわけではないものが多いのでその点はデメリットと言えます。収入が安定するまでの仕組みづくりに時間がかかります。
例えば不動産オーナーの場合も、ワンルームを購入して賃貸するにしても、まずは賃貸物件を借りてくれる人を探して、それから家賃が発生します。しかし、すぐにワンルーム購入の元手が収入として返って来るわけではありません。
不労収入と言われますが、短時間ですぐに結果が出るものではないことを理解しておかなければ上手くいきません。また、必ず収入を得られるようになるとも限りません。自身の時間を提供して働く場合は、時給などが発生し、働いたら働いた分が収入となります。
しかし、権利収入は働いたとしても収入が付いてこない場合も多いです。そのリスクを考えて動くことも必要です。
副業で権利収入を行う注意点
権利収入が発生したら、もちろん税金の対象となります。税金の種類としては、株での配当所得、土地や不動産での不動産所得、貯蓄などの利子所得などがあり、それぞれで税金の種類が異なります。
自分の権利収入がどの所得に当たるのか?その課税はいくらになるのか?をきちんと調べて管理し、確定申告する必要があります。課税対象であることを忘れ使ってしまい、税金が支払えないなんてことにならないように注意することが大切です。
また、自分の性格や資金繰りに合わせてビジネスをきちんと見極めることも大事です。権利を持っているからといって、権利収入が必ずあるとは限りません。
その持っている権利を誰かが使ってくれる、借りてくれるということが必要なのです。少しの投資から始めることをおすすめします。
まとめ
権利収入は「お金(権利)に働いてもらう」ということです。不動産を取得しての不動産投資が一般的ですが、その他もたくさんの権利収入を得るビジネスがありますので、自分の時間や資金、性格をよく考えて始めることが、副業で収入を得る第一歩です。
考えすぎて手が出せないというのも困りますが、収入が得られず副業から手を引くことになっても良い程度の小さな権利収入から始めるのが負担が少なくて良いと思います。
自分の時間を違うことに使用しながらの副業です。楽しみながら出来るくらいのビジネスが基本といえるでしょう。
今回は、権利収入についてご紹介しましたが、その他にも副業についてまとめましたので、興味のある方はこちらも併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。